人狼における恋人陣営の戦略とかオフレポとか
昨日、Twitterで昔から仲良くしている皆さんと一緒に、こちらの人狼会に参加して参りました。
それで、オフレポというやつを書いてみたいのですが、普通の日記を面白おかしく書く技量はないので、ちょっと変則的に考察っぽいものを書いてみます。ちなみに私は人狼弱いですので、あんまり信用しないで疑ってかかる感じで読んでいただくことをおすすめします。
「恋人村では初日フルオープン」とその対策
終盤の一局。私はQPを引き当て、@blauesさんと@pes_soさんを恋人に指名しました。その村の話。今回の人狼会では、「恋人村では初日で占い・霊能・共有オープン」がセオリーとして受け入れられていました。ある程度有効なセオリーだとは思うのですが、確実にこれの戦術がとられるとわかっている場合に、キューピッドはどう対応すべきか、ということが初めの話題です。
恋人陣営としては、もちろん白確=お弁当にもなりたくないし、かといって黒出し=吊り対象だし、できることなら灰で潜伏したい。そこで、村としてはまず役職COさせて恋人候補をそれ以外に絞り、さらに占い大量COで灰がどんどん狭まるようにして様子を見つつランダムに吊っていく、というふうになるのだとは思うのですが。
考えたいのは、この状況で、キューピッドの取るべき行動は、単純な占い騙りなのか否か、ということです。少なくとも、キューピッドの行動パターンとして、以下に挙げるくらいの選択肢が考えられます。
- 潜伏
- 占い騙り→この場合、どのように振る舞うか?
- 霊能騙り
キューピッド=恋人陣営の狂人、だからとりあえず占い騙っとくか、という思考になりがちなのですが、初日フルオープン前提の場合、占いを騙るメリットかなり小さくなるのではないでしょうか。占い師を騙った場合、まず、自分がCOした分灰が一枠減ります。つまり恋人が吊られる確率が上がります。さらに、占いをCOしているので、毎回ひとりずつ占い結果を告げて行かなければなりません。普通に進めていけば、恋人が吊れるまでは毎日(吊り1人+占いの人数)ぶんだけ、完全灰の人数は減っていくわけです。自分が占いCOしてしまった場合、自分でどんどん灰を狭めていくことになります。それなら、多少影響力が下がっても、多弁気味に灰として村を扇動していくというのはアリではないでしょうか。それに、狂人が潜伏することは人狼に食われたり、間違って人狼に不利な行動をとったりとかデメリットがいろいろありますが、間違って恋人の人狼に噛まれる可能性はゼロではないにせよ、確実に仲間が人狼である狂人の場合と比べればずっと確率は低くなるし、自分は恋人が誰かをしっているので確実に正しく扇動できます。
占いを騙ることに意外とデメリットがある、ということ考えると、霊能騙りもありかもしれません。この場合、判定はもっとも両陣営の勝利が遠く見えるように出すのが理想でしょう。あんまりあからさまだとバレそうですが。あとは、ローラーで吊り手を二つ使わせるくらいのメリットがあるかもしれません。
それでもやはり占いを騙る場合。今回私は、初日占いCOからの黒出し(りつかさんごめんなさい……!)、二日目に破綻して自分吊り、というふうに振舞ってみました。単純に、グレランのスタートタイミングを三日目まで延期するためです。霊能が一人なら、初日村側としては黒を出された人を吊って霊能判定を見るという流れになるはず。こうなると、初日に誰かに白を出した場合と比べて、二日目の灰の人の数は一人増えています。しかも、二日目の朝の段階で自分が占いとして破綻するので、吊りは自分になります(ここも村として生かしておく戦略はとりづらいでしょう)。すると、最初の2日間は確実に恋人を守ることができます。しかも、3日め以後の灰の範囲も広くなります。
普通に数日間白を出し続けて混乱させる場合、どのように行動するのがよいのでしょうか。恋人以外に白を出していくと灰の範囲がどんどん狭まってしまう、かといって恋人に白出しすると注目も集まるし食われやすくなる、適当に黒出しすれば結局翌日に破綻する、というふうになってしまう気がします。それならいっそ一日目に黒だしして2手無効化するのはありなのではないかと。
とはいえこういうことを整理して考えるのはすごく苦手なので(それはつまりゲームが下手ということですが)、何か穴があるかもしれません。精鋭の皆様にもう少し議論して頂ければと。
恋占い×恋狩人の場合、占いはCOすべきか?
今回、もちろん指名時点では知る由がないのですが、恋人に指定した二人は占い+狩人という神のような引きでした。結局負けちゃったけど、終盤かなりいいところまで持ちこたえました。
とくに今回意外だったのは、蒼さんが初日占いCOしたことです。まさにすぐとなりで占い騙りながら内心めっちゃ驚いてました。あとで聞いたら、蒼さんは人狼経験はあるものの恋人村の経験は少なく、それほど作戦があってのCOではなかったようです。しかしこれが大成功。細かいミスが無かったわけではないのですが、狼からも村人からも狩人が占いを守ってGJ連発、にしか見えない展開で、村は大混乱*1、最後の2日まで生き残りました。
それでは、この初日真占い恋人COというのは、戦術としてアリなのでしょうか。いろいろ考えたのですが、やはりちょっと厳しいかなという方向に傾いています。今回非常にうまくいった理由として、1日目夜の統一占い先が狼で、偽占いが白を出し、しかも霊能が確定していた、というかなり特殊な状況がありました。これにより占いがほぼ確定となり、占いローラーは発生しませんでした。しかし、そもそもが新占いと狩人が恋人で、こんな好条件が重なるという村はもう二度と起こらないだろうという気がします。あのとき目の前で起こっていたのは、一生に一度見られるかどうかの神がかった展開だったのだと思います。勝ちたかった…!
というわけで、人狼会満喫して参りました。英語禁止村の話も書こうかと思っていたのですが、だいぶ長くなったしそれはまた今度ということで。運営してくれた皆さん、とくに誘ってくれたこのじゅさん、ありがとうございました!
※誤字修正。けいあんさん、ひでさんありがとうございます!
*1:ただし、占い潜伏の場合でも私が二日目で破綻してニセ占い師一人のみという状況になったはずなので、それはそれで村は大混乱になったはず。